MENU

1,000万円貯めた家計管理

目次

1   はじめに

一般的にサラリーマンであれば、20代前半で月22.0万円、年収340万円だったのが、ピークとなる50代後半では月収で41.6万円、年収で674万円と言われています。
我が家は、夫がサラリーマンで家計を支えています。
大体、月収の1/4を先取り貯金に回し、3/4は生活費という内訳です。

そこに私がパートと副業で、投資に回すお金を上乗せして稼ぐという役割り分担です。数年後は、私のパート+副業の収入で生活費を賄って夫の給与収入はそのまま貯蓄と投資に回す計画です。

共働き正社員時代もあったのですが、お互いに子育ての負担を押し合い喧嘩が絶えなかった時期でした。
私がパートとなり、子育ての主な役割を果たしながら副業で+αを稼ぐこのスタイルに落ち着きました。

もちろん、夫婦正社員の共働き世帯の方が収入の多さから貯めやすいといえますので、こういう人もいるんだ程度に思っていただければと思います。

2  サラリーマン下位10%でもやる

【年齢別:サラリーマン「下位10%」と「上位10%」の月収】
20~24歳:18.0万円/26.8万円
25~29歳:20.0万円/33.2万円
30~34歳:21.2万円/40.2万円
35~39歳:22.3万円/48.4万円
40~44歳:23.3万円/53.7万円
45~49歳:23.8万円/58.3万円
50~54歳:24.0万円/64.0万円
55~59歳:23.4万円/66.4万円

出所:厚生労働省『令和4年賃金構造基本統計調査』より
※数値左:正社員の月収下位10%、右:正社員の月収上位10%

サラリーマンの皆さんは、同世代がどれだけ稼いでいるかご存じでしょうか。

上位10%と下位10%で、サラリーマンの生涯年収の差は約2億円になります。
これを知った際には、我が家は格差を感じざるを得ませんでした。

しかし、冷静に考えるとこんなことに一喜一憂している場合ではないことに気づかされました。これはあくまでこれは収入で貯蓄に比例しません

アメリカの漫画家チャールズ・M・シュルツさんの漫画「ピーナッツ」に登場する犬のキャラクター、スヌーピーの言葉に有名な言葉があります。

【配られたカードで勝負するしかないのさ】


上記の言葉は次の会話中でのものです。

ルーシー

「Sometimes I wonder you can stand being just a dog ….」
(時々、わたしはどうしてあなたが犬なんかでいられるのか不思議に思うわ。)

スヌーピー

You play with the cards you’re dealt …whatever that means. 」
(配られたカードで勝負するしかないのさ…それがどういう意味であれ)

我が家は、夫が30代サラリーマンで上記統計のまさに下位10%です。
気分が沈んだり、落ち込んだりした時にスヌーピーの勇気のある言葉を読みたくなり、チャールズ・M・シュルツさんの漫画や名言集を読んでいます。
「自分の不遇」や「現状への不満」を嘆いても、誰も助けてくれません
ネガティブな思考にとらわれて、より惨めな気持ちになってしまうことを思い出させてもらえます。
興味があれば一度読んでみて下さい。挑戦し続ける勇気をもらえる言葉が、本に沢山詰まっています。

配られなかったカードのことを考えて嘆くのではなく、自分に配られたカードをいかに有効活用するかに意識を向けていくことが大切です。

新版 スヌーピーたちの人生案内 / チャールズ・M・シュルツ 【本】

3  短期・中期・長期の家計管理

我が家では、お金を期間ごと【短期・中期・長期】の3つに分けて、お金の置き場所を変えています。

(1)短期  日々の生活費で使うお金

日々の生活で使うお金を短期として、その他当面使う予定のないお金と分けます。
必ず、生活防衛費以外のお金(余剰金)で資産運用していきましょう!

生活防衛資金については、詳しく以前の記事に書いています。月収20万の会社員の方であれば、6ヶ月〜12ヶ月×20万=120万円〜240万円くらいで良いかもしれません。生活防衛資金は短期にカテゴライズします。
短期にカテゴライズした資金は、現金で普通預金口座に入れておきます。

現状を把握するために1ヶ月だけでも、家計簿をつけてみてください。
大まかでも、把握することが大切です。

我が家は、マネーフォワードMEという家計簿アプリでざっくりつけています。

面倒くさがりなので、固定費・変動費・貯蓄の3つしか分けていません。
自分自身でカテゴリを追加出来たり、アレンジが効くので使い続けやすく、おすすめです。

紙媒体が好きな家計簿初心者には、かんたん家計簿が項目が多くなく良いと思います。
見開き2ページで1ヶ月分でカバーのポケットも便利でした。とにかく、面倒な家計簿は続かないです。

一度、挫折したことがある人もこちらは名前の通り、超簡単に家計簿をつけられますので試す価値があると思います。
一時期は、Excelで家計簿をつけていましたが面倒になり、かんたん家計簿で収支を大体把握しました。

その後、証券口座や銀行口座が増えたので、総資産が簡単に分かる家計簿アプリにしました。

私は生活防衛費用の専用口座と生活費用口座を分けることをおすすめします。
生活防衛費と1ヶ月分の生活費で口座を分けることで、平時には絶対に手をつけてはいけないお金、、頻繁に出し入れしたいお金をきちんと区別出来ます。

もし、何行も銀行口座を分けたくないという人であれば住信SBIネット銀行の目的別口座で分けるのもおすすめです。
我が家は、生活防衛資金を金利の良いあおぞら銀行・1ヶ月の生活費を住信SBIネット銀行にしています。

生活費用口座には、必ず1ヶ月の生活費を入れて引き落としや出費に対応出来るようにしておきましょう!

マネーフォワード ME - 人気の家計簿(かけいぼ)

マネーフォワード ME – 人気の家計簿(かけいぼ)

Money Forward, Inc.無料posted withアプリーチ

ミドリ/家計簿 <A5> 月間 かんたん家計簿 黄色 (12323006) midori デザインフィル はじめての人も使いやすい、月間タイプの家計簿です。

(2)中期  少し先に使う予定のお金

例えば、5年以内に必要な小中学校の入学資金や高校・大学の進学資金が中期にカテゴライズされます。

我が家は、ここに以下のような年間の費用も中期として普通預金に入れています。

・家族旅行
・翌年のつみたてNISA費
・税金(自動車税など)
・ふるさと納税
・母の日と父の日のイベント費
・年払い自動車保険と家財保険の保険料
・誕生日やクリスマスの特別費

年間いくら不定期な出費がかかっているのか、把握するには1年くらいかかるのでゆっくりで構いません。
今やれることを、少しずつやっていきましょう!

(3)長期  10年以上後に使うお金

さて、長期にカテゴライズするのは、10年以上後に使う学費や老後費でそのお金を運用に回します

中期と長期の間、6年以上10年以下に使う予定のお金がある場合はどちらにカテゴライズするかはご本人次第です。
6年以上10年以下に使う予定のお金はあまり思い浮かびません。
強いて挙げれば、車の買い替え費や戸建て住宅を買われた方は修繕費でしょうか。

我が家は1年くらいかけて、短期・中期のお金を貯めてから、その後は先取り貯金を投資に回して、家計管理が本当に楽になりました。家計管理を始めた半年から1年くらいは、正直この仕組み作りのために銀行を開設したり逆にあまり使わない銀行をやめたりと面倒なこともありました。

今は仕組み化出来ており何も考えずに月々投資出来ています。

最初大変でも、毎月投資できる仕組みをつくれると
、続けられそうだね!

4  つみたてNISA

では、最後に長期にカテゴライズしたお金をどのように運用するかです。

これは、過去の記事でも何度もご紹介している通りインデックス投資が一番だと考えています。

我が家は、今は基本的につみたてNISAとジュニアNISA合わせて年間160万円(つみたてNISA非課税枠40万/年×2人=80万円、ジュニアNISA非課税枠80万円)をまず投資に回しています。

そして、残りを日本の証券会社と米国証券会社(Firstrade証券)の特定口座で運用しています。

残念ながら、ジュニアNISAは制度自体が今年で終わりです。

現行のつみたてNISAは、来年から新NISAの制度が始まります。
簡単に、新NISAについても触れておきます。

2024年からの新NISAのポイント

既存NISAの一本化が図られ、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になる。
これに伴い、年間投資上限額の拡充される。

投資可能期間と非課税期間の恒久化・無期限化される。

(1)つみたて投資枠と成長投資枠の併用可と年間投資額の拡充

現行のNISAは「NISA」か「つみたてNISA」の2つから選択して投資することができる制度です。
我が家は、つみたてNISAを選択してきました。

2023年までの現行つみたてNISAの非課税枠は、一人当たり年間40万円までなので月々33,333円が非課税で投資してきました。

一方の新NISAでは、一括投資が可能な成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能になり、年間非課税投資枠の合計は360万円と金額が大幅に増加します

つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円です。

もちろん、初めから非課税枠の満額を投資する必要はありません。我が家も新NISAでは、今のところ夫婦でつみたてNISA非課税枠を満額使うくらいで成長投資枠は投資しないかなと思います。

(2)投資可能期間と非課税期間の恒久化・無期限化

新NISAでは、非課税保有期間と投資可能期間が恒久化され、期限がなくなります

これにより、期間を気にせずに、今までよりさらに長期的に投資を続けることが可能になります。

まとめ

長期投資では「株式に勝る資産はない」

我が家はこの言葉を信じて、資産を増やしてきました。どんなに倹約貯蓄をして頑張って節約していても、投資をしてしなければ今の資産額は築けていません。

お金の置き場所は常にカテゴライズして考える癖をつけると良いです。短期・中期・長期、これら3つだけです。

置き場は、現金か株式どちらかなのでシンプルです。

他人の目線を気にして流されてお金を使うことはやめて、自分が本当に好きなことにだけお金を使うことで、より豊かな人生を過ごすことが出来ます。

繰り返しなりますが、節約貯金は長期間続けることがとても大切です。

我が家は、手取りの1/4を貯金必ず先取りで貯金や投資に回すことを続けてきました。
千円からでも構いませんので、まずは投資してみましょう。

長い時間で見ると、数百万・数千万円という財産を築くことができます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

倹約貯蓄家の本多と申します。
投資初心者向けの資産形成に関する情報を発信しています。
ときどき子連れ旅行記やお得情報も発信予定です。
▪︎FP2級所有/元証券マン
▪︎海外旅行好き/ポイ活好き

コメント

コメントする

目次