はじめに
節約貯金生活を続けていると、必ずと言っていいほど節約疲れのようなモチベーションの上がらない時期がやってきます。
そんな時も少しずつでも貯金だけは辞めないで欲しいです。
節約して貯めたお金を運用し、「利回り」や「配当」で生活する。さらには配当を再投資する。
ロバート・キヨサキ著『金持ち父さん貧乏父さん』においても、「金持ちは自分のためにお金を働かせる」ことが金持ちになる方法といっています。
ぜひ、モチベーションが下がったときこそ映画や書籍を通じて、お金や人生についてじっくり考えてみて下さい。
お金を貯めたくなる映画 10選
1 カイジ 人生逆転ゲーム
ダメフリーターの26歳主人公カイジ(藤原竜也)が、友人の借金の保証人になってしまい、その友人の失踪により多額の返済を肩代わりすることになります。
そこで、追い詰められて命を懸けて一獲千金の「人生逆転ゲーム」に参加します。
ギャンブラーな人生を歩むカイジの絶妙な危うさにハラハラさせられます。
資本主義社会におけるお金の奪い合いの中でも、この作品は人情味が合わさり温かさがあり救われます。
2 老後の資金がありません!
いわゆる「老後2000万円問題」をもとにした映画です。
主人公は、天海祐希が演じるどこにでもいそうな50代パート主婦です。
家族を養うため、会社員の夫と共働きして、どうにか家計をやりくりしていましたが、身内の葬式、失業などが重なり、貯金がみるみる減ってピンチに陥ります!
娘の派手婚、舅の葬式、夫婦そろって失職、高級志向の姑との同居など案外身近にありそうなハプニングばかりです。
世代的に、親世代がこうなったらどうするのかという目線で観た映画でしたが、最後の展開まで人生の幸せの形について考えさせられます。親ともお金の話をしておく必要性も感じる内容です。
不幸を避けるための道具としての、お金のありを考えるきっかけに最適な映画です。
3 闇金ウシジマくん
私が好きな漫画が実写化されたもので、是非一度は観て欲しい映画です。必死にお金を貯めようと思えます。
10日で5割という超暴利の「闇金融」、カウカウファイナンスを舞台に、そこを訪れる客、関係者の人間模様を描く映画です。
さまざまな理由で融資を必要とする債務者がいますが、一歩間違えばこちら側に足を踏み入れかねないと思い、この映画と漫画は常に反面教師としています。欲にまみれた消費社会の闇が浮き彫りになっており、見栄を張ったり何かに依存することの危うさがよく分かる映画です。
出てくる債務者の話はいずれもエグイものの、人生にとって大切なものがこの作品の根底にはあります。
4 殿、利息でござる!
主人公の十三郎 (阿部サダヲ) が暮らす宿場町では年貢の取り立てで町民の生活が苦しく、夜逃げが相次いでいました。
十三郎は、この町を救おうと「財政難の幕府にお金を貸し、その利息を町人たちに配る」という策を考えて周りの人達と協力し、改革をおこすために奔走する映画です。
実話にもとづいた江戸時代の物語です。
自分たちのすべてを投げ出してでも、町のために懸命に改革に奔走する姿から、お金と社会との誠実なかかわりを学べる作品です。
5 ウルフ・オブ・ウォールストリート
ブラックマンデーという1987年に起きた史上最大の株の暴落で仕事を失った新人証券マンがクズ株のセールスから成り上がっていく2013年米国映画。
レオナルド・ディカプリオ扮するジョーダン・ベルフォード、通称ウルフは、ドラッグの常習犯でもあった。その成功ストーリーとドラッグに染まったハチャメチャな人生は、本人の回想録『ウォール街狂乱日記 – 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』をもとにしています。
儲かっているときのウルフの証券会社のトレーディング・フロアは、まさにバブル期の雰囲気を良く表している。
単なるサクセスストーリーとはひと味違う破天荒な人生を描いた作品です。
富や権力に溺れる怖さを教えてくれます。
6 マネー・ショート 華麗なる大逆転
リーマンショックが起きる前に経済破綻の可能性に気付いた投資家やトレーダーたちを、クリスチャン・ベイルやブラッド・ピット、ライアン・ゴズリングといった豪華キャストで描いたノンフィクションのストーリーです。
リーマン・ショックまでに何があったのかを、実話を元にスピード感のあるスリリングな作品になっており、思わず手に汗を握ってしまいます。
沢山の金融用語が出てきますが、映画の中で難しい専門用語も分かりやすく解説してくれます。
7 マルサの女
国税局査察部(通称マルサ)が脱税者を摘発するまでを描いた作品です。
脱税者が金持ちになる方法を語るのですが、それが当たり前のことのようですが徹底的にやることが大事だと語ります。
「金貯めようと思ったらね……使わないことだよ」と。
この脱税者は、香典も祝儀ももったいないと言います。お金は使わなければ貯まるという理屈です。当たり前のことですし、なんだか極端ですね。当然、お金を使わなければ生活が出来ません。
しかし、多くの人が不必要にお金を使っていることもまた事実です。
節約をしなければいけないと常に考えていて、本当に金持ちになりたければ覚悟が必要だということを示しています。
8 モリーズ・ゲーム
このモリーズ・ゲーム(2017年) という映画は実話をもとに撮影された映画で、とても面白かったです。
モーグルでオリンピックを目指し、怪我で挫折の後に非合法のポーカーゲームの経営を行ったモリー・ブルームの自伝をもとに作られています。
ギャンブルの闇は深く一度その闇の甘美さを味わってしまうと抜け出せないということが、映画を通してよく分かります。
目まぐるしくアップダウンするモリーの人生にハラハラドキドキ、ときに涙させられます。
9 億男
失踪した兄が残した借金の返済に追われ、妻子に見捨てられた図書館司書の一男(佐藤健)は、ある日突然宝くじで3億円が当たります。狂喜するも高額当選者たちが悲惨な人生を送っているという記事を読み不安になった彼は、億万長者になった大学時代の親友の九十九(高橋一生)に相談するも、その晩酔いつぶれた一男が目覚めると、3億円と共に九十九の姿も消えていました。
親友を探すことによって人間はそれぞれお金に対して違った思いを持っていることを知らされていきます。
そして、自分にとってお金はどんなものだろう、と考えさせられた映画です。
10 ハゲタカ
日本最大の企業を買収しようとする巨大中国系ファンドと、それを阻止しようと奔走する日本人エリートビジネスマンの姿を描いた社会派映画です。
「お金がないことの悲劇」を赤裸々に描いていた映画で、底辺社会で理不尽な労働を強いられたくないのなら、1円でも多くお金を稼ぎ、少しでも裕福にならないといけないと思えます。
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