1 持ち家を持たない
結婚当初、それぞれ独身時の資産も僅かだったころ私たちは持ち家を持たない選択をしました。
節約は、大きい支出から減らしていくのが基本です。
住居費を見直して、家計管理はとても楽になりました。家賃は収入の1~2割に抑えています。
実は、新婚当初は夫婦で1Rに、子どもを授かり少し広めの1LDKに引っ越し、それから転職を機に2DK、そして昨年末にまた1Rに引っ越しました。もちろん、1Rは不動産屋さんを通して大家さんに家族で住むのを了承していただき生活しています。
周りの人にこのことを話すと「狭くない?」「将来、家は建てないの?」と言われたりもします。
しかし、家賃が安いお家に住むだけで月に数万円を投資に回せて、そのお金がお金を稼いでくれます。
さらに、間取りが狭くなれば月数千円光熱費も安くなり相乗効果で節約になっています。
居住場所にこだわりたい人もいれば、我が家のようにそこまで自宅にいる時間も少ないためこだわらない人もいると思います。
大きなところを見直せば、大きく削れるということのひとつの参考になれば嬉しいです。
2 車を世帯で1台
車は本当に金食い虫です!
私たちの生活する場所は田舎で、周りはひとり車1台所有が当たり前の地域です。
倹約貯蓄のブログで、車所有自体に疑問を持たれる方もいるかと思います。
残念ながら、我が家の住むところは交通の便が悪く、どうしても車を持つ必然性があると判断して2台所有から1台に減らしました。
車を持つことによって、持たない人との差は車体代はもちろん維持費の分だけ開いていってしまいます。
そのことを、忘れないように代わりに居住費と食費の倹約に我が家は力をいれて差を少しでも縮める努力をしています。
3 テレビを持たない
我が家は2年前の引っ越しを機に、テレビとテレビ台を手放しました。
テレビを手放してから、子どもも読書する習慣がついたり、夫婦それぞれ趣味や勉強に使える時間が生まれて良いことしかありませんでした。
実は、それまでテレビは見たいから見るのではなく「時間つぶしになるから」見ていたんですよね。しかし、よく考えたらそれはただただ時間の浪費をしていたに過ぎません。
特に、我が家はテレビとテレビ台を手放して狭い部屋でも余裕ができました。
テレビは購入時の本体の費用の他に、NHKの受信料と電気代というランニングコストも必要になります。
ニュースも今はスマートフォンでほぼテレビとタイムラグなく最新情報を見られますし、天気予報も天気が分かるアプリで毎日見ています。
どうしても見たい番組や、子どもの好きなアニメはTVerで視聴しています。
ここまで、テレビのない生活のメリットについて挙げてきましたがテレビのない生活で感じるデメリットもあります。
唯一、私が思うデメリットは災害に気づくのが遅れるということ。
テレビのデメリットのひとつが、勝手に向こうから「情報を押しつけてくるところ」だと思っているのですが、それは災害時は逆にメリットになり得ます。
CMやテレビショッピングなどでは鬱陶しく思っていた情報の押しつけが、地震などの災害が起こったときには有効なのです。
スマートフォンも開かず、読書やゲームに熱中しているなんてことが我が家の場合よくあります。
今まではないのですが、今後重大な出来事が起こっているのに気づいたのは数時間後…ということもあるかもしれません。
我が家はそれでもメリットの方が大きく、これからもテレビのない生活を続けていくと思いますが向き不向きはあるかなと思います。我が家のテレビなし生活の最初は、本当にテレビがいらないのか倉庫にテレビをしまって3ヶ月テレビを出したいと思わなかったら手放すことにして3ヶ月後にリサイクルショップで売却しました。
テレビなしの生活に興味がある方は、試しに仕舞って生活してみてはいかがでしょうか。
4 洗剤を使わない
3年半前から食器用洗剤・洗濯洗剤を使うことをやめました。3年半前、引っ越しのときにいらない衣服が出てもったいなくてウエスにしたことがきっかけです。
昔の人は洗剤なんてなくても油汚れはウエスや石鹸などで落としていたんだから我が家でも取り入れてみようということになりました。
やってみると、きれた洗剤を補充したりスポンジを交換する手間もなくなり一石二鳥でした。カレーやシチューなど油分が多いもので汚れた鍋も、ウエスで汚れを削ぎ落としてから最後に石鹸水でしっかり汚れを浮かせて洗い流せば綺麗になります。
そして、掃除が大の苦手なずぼらのため必ず一日の終わりに少しでも汚れが少ないうちにシンクやIHの周りを水やアルコールを含ませた布巾で拭き上げることで衛生的な状態を保っています。
5 トイレは連続使用
賛否両論あると思いますが、トイレは可能な限り連続して入って最後の人が流すことになっています。
我が家は、定期的にお金のアイディアを出し合う機会を設けています。
例えば、夕食中誰かが突然アイディアを発表することもあれば、ドライブ中にアイディアを募ってその場でそれぞれ考えることもあります。
そこで子どもが出してくれたのが、「朝のトイレは時間が同じだから流すのを一回にしよう?」という案でした。
節約出来るのは1回につき1.4円程ですが、子どもが一生懸命に考えてくれた節約方法を、愚直に続けています。
6 歯磨き粉使わない
歯磨き粉は、みなさん何のために使っていますか?スッキリするためですか?歯の黄ばみを落としたり、歯周病予防のためですか?
我が家は、歯磨き粉を使わないで歯磨きをしています。
その代わりというわけではありませんが、家族全員3〜4ヶ月に1回歯医者の定期検診で歯石や普段の歯磨きで落としきれなかった汚れを取り除いてもらっています。
子どもは歯科矯正も通っているので、結構な頻度で歯を見てもらっています。
そのおかげか、歯の黄ばみも気にならずつるつるの歯を保てているので、今のところ歯磨き粉の必要性は感じていません。
7 服にお金をかけない
服ってそんなに枚数を持っていなくても生活出来るものですよね。
しかし、ほぼ毎日同じ服を着ていると「それしか持っていないと思われるかな?」「服を洗っていないんじゃないかと思われたりしないかな?」などと勝手に不安になって、それが購買意欲になってしまっている部分があると思います。
我が家は首元がよれてきたり、なんとなく全体的に色褪せて清潔感を感じなくなったタイミングで買い替えています。
不思議とある程度貯金が出来てくると服を買わないようになり、お金と時間が余ることに気がつきました。服のウィンドウショッピングすら興味がなくなりました。
貯金が100万円あれば、市場に出ているほとんどの服を買うことが出来きて気に入った服をいつでも買える状態になるからこそ、わざわざ服にそんなお金を投じる価値がないことに気がつくのです。
レアなロレックスや大物アーティストが来ていた衣装など時間経過とともに莫大な値段がつき、売ったら大金持ちになれるものは一般人には無縁です。
大抵の人がお金や時間を注ぎ込んで終わりです。
服を滅多に買わない生活であれば、お金がかからず選択肢を多く持つことができます。
お金や時間が余ったら、使い道は人それぞれですが、我が家は旅行や書籍を買ったり、投資に回したりという選択肢をします。
服にお金をかけるのがいけないわけではなく、自分の金銭的状況に見合った値段かどうかということを考えて購入すると良いです。
洋服の数が少ないと、毛玉がつかないように気を付けたり、洗濯をした後によく見てしわを伸ばしたりと洋服のお手入れに気を遣うことができるので管理も楽になります。
8 飲み会に行かない
職場の飲み会の意味を考えた時、大体はコミュニケーション手段として必要というのが一般的な考えではないでしょうか。
いわゆる、一昔前に存在した『飲みニケーション』という言葉の通り、飲み会で人間関係を構築することで仕事を円滑にするというもの。
私も昔はそう思っていました。営業マンの時は、師走は毎日職場や接待の飲み会三昧でした。飲み会を心から楽しんでいる人もいますよね。そういう人にとっては、その飲み会は意味があるといっていいと思います。
しかし、私は毎回この飲み会に参加する意味があるのかなと感じていました。
それでも、嫌々参加していたのは周囲の目が気になっていたからです。協調性がないと思われたくない、自分がいないところで陰口を言われたくないと思っていたのです。
実際にいない人が話のネタにされることは多いですよね。
その考えが、少しずつ資産が増えていくにつれて変わりました。
いないところで陰口されるのを気にしていたって仕方ない、万人に好かれる人はいないし、そんなところで陰口言う人にまで好かれる必要はない。
私はこれらの理由で、自分が気乗りしない不飲み会に参加することはやめました。
9 おもちゃは誕生日しか買わない
おもちゃが少ない家庭の子どもはかわいそうだと思いますか?
うちの子どもは、おもちゃが比較的少ないです。ボックスを決めて、そこから溢れる量になると一緒に【いる・いらないもの分け】という本人の中で優先順位を決める作業をしてもらっています。
おもちゃは、誕生日だけ好きなものをひとつだけ買ってもらえることになっています。それ以外では、クリスマスにサンタさんからのプレゼントとしてのおもちゃくらいです。
おもちゃが少ない我が家の一番感じているメリットは、集中して遊べるということです。
おもちゃが少ないと子ども達は集中して遊びます。
子どもが1歳くらいの時は、おもちゃが大量にありました。職場復帰したばかりで、平日は忙しく保育園の行き帰りくらいでしか子どもをまともに構ってあげる時間がありませんでした。その時、その申し訳なさや寂しさを埋めるように子どもが好きなミニカーのおもちゃをことあるごとに買い足していったのです。
しかし、子どもは直ぐに飽きてしまって遊び続けてくれないことに気がつきました。
そんな時、創造性を伸ばすことをテーマにした記事で「床面積とクリエイティビティは比例する」ということを目にしたのです。
アメリカ中西部オハイオ州の工業都市にあり、芸術にも力を入れているトレド大学の研究者による最新の研究で、おもちゃを少ししか持っていない子どもの方が、自分で工夫して独創的に遊び、集中する力も高いことが分かっています。
この研究では、生後18ヶ月から30ヶ月(1歳半~2歳半)の幼児36人を2つのグループに分けました。
・4個だけおもちゃのある部屋で遊ぶグループ
・16個のおもちゃがある部屋で遊ぶグループ
たくさんの種類のおもちゃを用意しました。
その結果、4個だけおもちゃがある部屋の子供たちは、16個のおもちゃがある部屋の子供たちよりおもちゃで遊ぶ時間が108%長い上、様々な方法でおもちゃで遊んでいました。遊び方はより想像力豊かで深く、洗練されていました。16個のおもちゃがある部屋の子どもは、次々とおもちゃを変えて遊ぶ傾向があったそうです。
我が家も少ないおもちゃで遊ぶようになってから、同じおもちゃでも廃材で街を作ってそこでミニカーを走らせるようになったりと熱中する時間が長くなったのを実感しています。
10 携帯代 (格安SIM)
私の月の携帯料金は大体200円から350円です。先月の携帯料金は202円でした。すでに新規受付を停止している格安SIM会社の契約なのでおすすめすることは出来ません。私は1日中ほぼWi-Fi環境下にいるのでほとんど通信料を使っていないので数年前から携帯料金はずっとこんな感じです。
5年程前に格安SIMへの乗り換えましたが、特に不具合は感じていません。
1年前に祖母の携帯を楽天モバイルに変更しましたが、そちらも特に不具合はないようです。
乗り換え前のキャリアは、ソフトバンクで乗り換え時にひとつだけネックになることがありました。
大手キャリアのほとんどの契約は、年更新の契約なので途中解約すると当時約1万円の解約金を支払わなければいけなくなりました。
私の場合、常に型落ちの安いiPhoneばかりを買っていたため機種代分の分割払いなどはありませんでした。もし機種代分割払いの残りがある場合、そちらは払い続けなければいけません。
その解約金を払ってでも大手キャリアから格安SIMに変更して今は本当に良かったと感じています。
携帯代で月5千円から1万円払っている方は、ぜひ最新の格安SIM会社の情報を確認してみてください。
個人的におすすめの比較サイトを載せておきます。機種の乗り換えも検討されている方は、さらに個人で比較するのは大変になり最適解を出しづらいです。是非、プロの比較検討サイト読んで検討をしてみて下さい。
11 お風呂 天然温泉300円
湯船に浸かった方が良いという方がほとんどだと思うのですが、我が家は浴槽にお湯を張ってお風呂には入りません。
今の物件もその前の物件でも、1度もお風呂は入っておらずシャワーのみです。
湯船に浸かりたい時にどうしているかというと、我が家は徒歩で行かれる温泉があるためそこで大人1人300円、子ども無料でお風呂に入っています。
とにかく、お風呂掃除が大嫌いなのと温泉の方が身体の芯から温まるかんじが好きなのでもうずっとこんな感じの生活です。
12 美容室代
我が家の美容室・理容室代は0円です。
それはありがたいことに、親戚が美容室を経営しており好意で無料で切ってくれているからです。
あと、髪の毛は染髪しておらず地毛なのでカラー代もかかっていません。
13 車のメンテナンス代
我が家は車検代節約のために、簡単なメンテナンスは自分たちで行っています。一般的に車のメンテナンスはプロの整備士が行いますが、作業をお願いすると部品代に加えて工賃(人件費)がかかるため、簡単な作業でも費用がかさむ場合もあります。
例えば、ワイパーゴム交換は比較的簡単な作業です。車種によって作業内容が多少変わりますが、基本的にはワイパーブレードを取り外して中に入っているゴムを入れ替える作業をするだけです。
YouTubeでもワイパーブレード・ゴムの交換方法が沢山紹介されています。
案外出来そうという方も多いんじゃないかと思います。
14 化粧品代
いつの間にか基礎化粧品やコスメなどもほとんど買わなくなりました。日焼け止めも子どもと一緒に使えるものを使い切ったら、また買うくらいのものです。
独身の頃は、とにかくデパコスが好きでしたが、今は食生活の方が大事だと考えて自炊で家族が健康でいられる食事を心がけることで肌も整っています。
「買わないといけない」と思い込んでいて大金をつぎ込んでしまっていたのかもしれません。
今は、石鹸で落とせる日焼け止めとCCクリームで肌を整えてから眉毛を描いて終わりなので3分もかかりません。一度、「買わないといけない」という思い込みを捨ててみると時間にもお財布にもゆとりが出ると思います。
15 ラテマネー
贅沢していないのにお金が貯まらないと思っている人はいませんか?
そういう人は、「ラテマネー」が多いのかもしれません。
ラテマネーとは、コーヒーショップでカフェラテを買うように、日々何気なく使ってしまうお金のこと。
1回の出費は少額ですが、積み重なると多額になります。
昔の私がまさにそうで、出勤途中と帰宅途中にコンビニでカフェラテを購入していました。
例えば、今コンビニのアイスカフェラテは1杯250円程。もし週5回、出勤途中と帰宅途中のたびに飲んだとしたら、カフェラテ代だけで月1万円、年間12万円もの出費になってしまいます。
私はアルコールが体質的に苦手というのともあってか昔からコーヒーは大好きで、1日何杯もコーヒーを飲みます。
私の場合、このラテマネーが多すぎたことを猛反省してからは、マイボトルに水かコーヒーを入れて持ち歩くのが習慣になりました。コンビニも懸賞などで飲み物や食べ物が当たったものを引き換える時しか行かないようにしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したお金をかけていないことは誰でも出来ることばかりです。
しかし、これらを愚直に続ける人は少ないです。
私のブログを読んでくださる方のほとんどが、FIREをするとかお金持ちになるという少ないパーセンテージの人になることを念頭に節約や資産運用されていることと思います。
皆と同じことをしていては、いつまで経ってもお金のない多数派のままです。
今は大変だなと感じることもありますが、一緒に倹約貯蓄と投資でラッドレースから抜け出しましょう!
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